さぶりなの映画日記

ロックダウン生活で始めた映画のこと、アメリカ生活のこともちょっぴり

真似したくなる『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 The Movie』

皆さん、ご存知のように太川陽介さんと蛭子さんとマドンナが旅する人気番組の映画版です。

最近は家で一人なら動画を見ながら食事をすることがほとんどです。食事の時に見たい動画ってシリアスでなく、気軽にさらっと見れて、画面に不愉快な物が出てこない、面白いもの、なんですよね。映画はまとまった時間で観たいし、食事しながらだと集中できないから、映画は機内や特別な時以外は食事のお供には向いてないなぁと思います。

その点、この映画版バス旅はテレビ番組の延長で作られているので気軽に見れます。もちろん、もともとテレビのバス旅が好きだったのも選んだ理由の一つです。素人参加バージョンをテレビ東京さんが作るなら参加したいです。でも、実際にこんな旅したら大変そうですよね。

すったもんだある途中経過が楽しいからついつい見てしまうローカル路線バスの旅。ゴール出来るのかなぁとか考えて見ることはほとんどないですけど、こんなに頑張ってるんだからゴールして欲しいとは思います。

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映画の舞台は台湾で、マドンナは三船美佳さんです。三船美佳さんのいつもニコニコしてて、親しみやすい人で、なかなか良いマドンナだなと思いました。

北に位置する台北から台湾の最南端のガランピ灯台まで、路線バスだけを使って目指す旅です。台湾の都会から田舎町まで色々な風景が楽しめます。途中で台風上陸しちゃうんですよ。暴風雨の中で強風に煽られている木が南国で異国情緒を画面から楽しみましたけど、なんでまた台風の季節を選んだんだろうと思ってしまいました。

テレビのバス旅では街角にある何気ない食堂や喫茶店が出てくるので食事シーンも好きなんです。映画版も同様に台湾の普通の食堂が出てきてましたね。

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公共交通機関の中でも路線バスは初めての土地だとハードル高いです。でもそれだけに旅先で乗れるようになると地元の人に近づいた気分になって、旅がより思い出深くなると思います。時々、旅行後、印象に残らなかったり物足りなさを感じる旅行があるんですが、そういう時はたいてい路線バスを使わなかった時ですね。

私の場合、旅行に行って初日はたいてい地下鉄(あれば)を使うんですが、2日目以降はバス利用が増えます。バスに座って車窓から見る街並み。路線バスからの眺めは干してある洗濯物が見えるような生活感に溢れる景色が多くて、それがまたいいんですよね。そして、言葉がわからないなりに、目的地にきちんと到着できた時の達成感は忘れられないです。この達成感を脳が覚えているから旅に出ているようなものです。

この映画を見ながら、台湾以外だったらどの国で出来るかなぁとぼんやり考えていました。まず、車社会のアメリカでは路線バスだけの旅って難しいです。それにバスターミナルってたいていガラが悪いですしね。香港やシンガポールは狭いからあっと言う間に終わっちゃいそうですね。ベトナムやタイならあり得る気がします。ヨーロッパはスペインに行った時にバスが充実してるなと思った記憶があります。

旅行に行ってバスに乗りたくなる映画です。

 

写真はニューヨークのバスです。出来るだけ自分の写真を使いたいので映画のイメージ、テーマにあう写真を載せています。