さぶりなの映画日記

ロックダウン生活で始めた映画のこと、アメリカ生活のこともちょっぴり

さすらいの生活『ノマドランド』

話題の『ノマドランド』(2020年アメリカ映画)を観ました。

数年前から日本でもノマドワーカーという言葉が定着してますよね。この場合はパソコンを使って時間も場所にもとらわれない、移住しながら仕事をして生活しているカッコイイ自由人って感じです。

映画『ノマドランド』は同じノマドで、ある意味自由かもしれませんが、アメリカの車上生活者のせつない現実を映し出している映画です。車上生活者と言うとまず想像するのがキャンピングカーですよね。この映画に出てくる人達はキャンピングカーなんて高級なものではなく、DIYで改造した大型バン(たぶん12人乗りサイズ)に寝泊まりしながら、アメリカの主に西部を季節労働者として移動して生活しているノマド達を描いています。バッドランズ国立公園をはじめアメリカの大自然もたっぷり楽しめるロードムービーでもありますね。

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ノマド役の人達が随分リアルだなぁと思ったら、役者さんではなく本当のノマドさん達が出演していたんですね。主演のフランシス・マクド―マンドももちろんリアルです。ショートカットのぼさぼさの髪は洗ってない感たっぷり、なんとなくぷぅ~んって匂ってきそうな雰囲気。彼女たちがホリデーシーズン(11月12月頃)に季節労働するアマゾンの物流センター。あまりにも巨大で機械化されているし、なんか閉鎖的な雰囲気で慣れるまで大変そうと思いながら観てました。季節労働生活だからノマド達の生活は厳しい。金銭面も大変だけど、トイレの始末、車の修理などなど肉体的にも大変。でも、もっと寂しいのは同じノマドだったのに定住を決めた人もいること。

 

夫と定年したら家を売ってキャンピングカーでアメリカを旅行しながら生活しようと話していたこともありました。まさにこの映画のようなノマドです。ただキャンピングカーってトイレ、充電など色々と大変そうで長期間はやはり現実的ではないと思ったことがあります。

ノマド達を観ていて、自分の今の企業に属しながらの生活が不思議な気もしてきました。映画の中のノマド生活には一体いくらかかるのだろう、自分の貯金だと何年くらいノマド生活できるのか等と考えました。それと同時にノマドの人達の健康保険は?年金は?と考えたり、ノマドしたら自分の好きな物も食べられなそうと思うとやはり私はノマド出来ないと思いましたね。アメリカ中を旅行したい気持ちはありますけどね。