さぶりなの映画日記

ロックダウン生活で始めた映画のこと、アメリカ生活のこともちょっぴり

トランプ前大統領の弾劾裁判で話題になった『いとこのビニー』わかりやすいコメディです!

こんにちは、この記事を書いている2月15日はアメリカはプレジデントデーと言う祝日でした。大統領と言えば、1月6日のトランプ支持者達の議事堂乱入の責任はないと判断されましたね。

1月6日は夜のニュースでかなり緊迫した様子で放送されていました。私はPBSニュースと言うお堅い系のニュースをほぼ毎日見ているんですが、ニュースキャスターもレポーターも死者まで出た議事堂乱入に冷静を保とうとしつつも怒りや悲しみが抑えられないように見えました。議事堂を襲撃しようとはトランプ前大統領は言わなかったかもしれませんが、選挙の負けを認めない、1月6日にDCに集合とツイートしたり、大統領に責任があると私は思います。

話がそれちゃいました!今回、紹介する映画は『いとこのビニー』です。弾劾裁判のトランプ側の弁護士のとりとめのない冒頭陳述が『いとこのビニー』の主人公ビニーを連想させたらしく、『いとこのビニー』がなんとトレンド入りするほどでした。

 

あらすじ:

ニューヨーク大学からUCLAへ行くことに決めたラルフ・マッチオと友人、車で観光がてらアメリカ各地に寄り道しながらカリフォルニアへ。南部アラバマ州の小さな町に到着し、雑貨店で食料の買い出しをする2人。この何気ない買い物をきっかけに2人は殺人犯として捕まってしまい裁判にかけられることになります。弁護士費用もなく途方に暮れるラルフ・マッチオはニューヨークの母親に電話するといとこのビニーが弁護士だと聞き、さっそく弁護を依頼。ビニーがすぐにやってきてくれたのはありがたいものの、ビニーはまるでギャングのような装い。しかも弁護士試験には6回目でようやく受かり、弁護士になってたったの6週間。法廷経験のないビニーは裁判の手順さえ知らない。こんなんで俺たちの無罪は証明されるのかと不安になる2人。そしてドタバタが始まります。

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1992年の映画で、出演はジョー・ぺシ、ラルフ・マッチオ等。もともとストレートでベタな笑いにあふれたこの映画が大好きで、好きなシーンだけたまに見ています。今回、弾劾裁判をきっかけに久しぶりに全部観ました。コロナ禍の今はアラバマをドライブしているシーンでは早く旅行に行きたいなぁと思いましたね。やっぱり面白いですね。シュールな笑いではなくて、文化が違っても通じる笑いです。しかもばかばかしくないし、変に奇をてらってもいない。ジョー・ペシ演じるビニーの弁護士らしからぬ外見と発言にイラッとする裁判長とビニーの掛け合いや、途中で登場するドモリの弁護士は必見です。この弁護士さんは緊張するとどもってしまうんですが、話す前から緊張がわかる表情も上手くて、何度でも観てしまうシーンです。ジョー・ぺシの彼女役を演じたマリサ・トメイはこの映画でアカデミー賞を受賞しています。

ストーリーもわかりやすいので笑える映画を観たい時に絶対おすすめです。