さぶりなの映画日記

ロックダウン生活で始めた映画のこと、アメリカ生活のこともちょっぴり

必ず泣ける!高校と部活のスポ根アメリカ映画3選。

こんにちは、今年も気が付けば2月。月日が経つのが早いですね。

アメリカはスーパーボウルを来週に控え、盛り上がってきました。

スーパーボウルはアメリカンフットボールNFLの最高峰を決める試合です。毎年、高額な観戦チケット、ハーフタイムショーと何かと。テレビ視聴率はなんと50%近いらしいです。私もアメフトは普段は見ませんが、スーパーボウルだけは見ますね。

 

今回はアメフト=スポーツがらみで、スポーツ関係の映画を3つご紹介します。どれも話は単純なんです。単純だから気楽に観れる、でも最後は感動しちゃう3つです。

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『マクファーランド 栄光への疾走』(2015年)

出演:ケビン・コスナー

あらすじ:1987年のカリフォルニアが舞台。高校でアメフト部のコーチをしていたジム・ホワイト(ケビン・コスナー)は問題を起こしたことで解任され、ヒスパニック系住民が多い農業地域の中にあるマクファーランド高校に着任。ある日、ジムは体育の授業で生徒たちの脚力の強さに気づき、クロス・カントリーチームを立ち上げる。生徒たちは毎日、親と一緒に農場で働きそのまま登校、放課後は農場へ一目散に走るため、脅威の脚力を身に付けていた。走る能力はあるものの農場の仕事、貧困、将来への不安等数々の試練があり練習に専念できない生徒達。それでも練習を重ね、試合にも出場し、気が付けば州大会出場決定。

 

『ボディガード』のイメージのあるケビン・コスナーが冴えない落ちこぼれコーチを演じています。コーチはヨーロッパ系アメリカ人、生徒たちはヒスパニック系、色々と異なる面が多い両者ですが、練習を通して絆を強めていきます。決して恵まれた環境ではないのに練習をとおして変わっていく生徒たちの姿に感動。試合前に生徒たちが輪になってお祈りをささげるシーンはヒスパニック系の人達の信心深さを表していて清々しい気持ちになります。実話に基づいており、映画の最後では生徒たちのモデルとなった人物達が登場します。

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『勝利への旅立ち』(1986年)

出演:ジーン・ハックマン、デニス・ホッパー、バーバラ・ハーシー等

あらすじ:舞台は1951年のインディアナ州にある小さな町ヒッコリー。暴行事件を起こし、長い間バスケットボールのコーチから遠ざかっていたノーマン・デール(ジーン・ハックマン)は、友人の校長を助けるため、この町の高校のコーチに就任。バスケットボールはメンバーはたったの7人。新コーチへの反発、町の人々からも受け入れられず、窮地に立たされるもなんとか前に進むヒッコリーバスケットチーム。そして、なんとチームは州大会の決勝まで駒を進める・・・。

実話に基づくではなく、実話からヒントを得て作られた映画です。最初はチームはバラバラだったのに終盤の快進撃は驚きです。そして、いつの間にか町全体がチームを応援。負けないで欲しいと心から思いました。勝ち進むにつれ、試合会場が大きくなり、雰囲気に呑まれそうにながらも乗り越えていくチーム。デニス・ホッパーはこの映画でゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞にノミネートされています。古い映画ですが、清いくらいにサクセスストーリーなのでぜひ観てほしいですね。

 

『The Nomads』(2019年)

あらすじ:予算がないため一部学校の閉鎖と再編成が決定になったフィラデルフィア。英語教師のティカ(女性)が勤務していた高校も閉鎖となり、他の学校で歴史教師として採用される。採用された高校は治安の悪いエリアにあり、金属探知機と身体検査を登校時に行うほど。卒業率は60%、生徒たちの校内暴力は絶えず学校は荒れ放題。自分自身も父親もラグビープレイヤーだったティカは同僚の先生と一緒にラグビーチームを立ち上げる。アメフトほど知名度がないラグビーだがなんとか数人の生徒がチームに参加。ユニフォームを買うお金さえないチームだったが、ラグビーだけでなく勉強やしつけも教えようとするティカのもと次第に団結していく。しかし、生徒の一人がギャングとのトラブルに巻き込まれ、練習中に銃で撃たれてしまう。そして、チームは解散の危機に。。。

 

こちらも実話からヒントを得て作られた映画です。アメリカでは知名度がないラグビーを取り上げています。そして、スポーツ映画と言うと練習し勝っていくのがストーリーとして多いんでしょうが、この映画はチームの存続がストーリー。治安が悪い貧困地区では子供の意思とは全く関係なくトラブルに巻き込まれてしまうケースがあります。そんなアメリカの一面を映し出している映画です。映画は約90分で短いため、展開に物足りなさもありますが最後は泣いてしまいましたね。